深澤辰哉、田中圭との共演に「ああ、すごい人が来てしまったなと」
「深澤さんって誰ですか?」 田中圭の言葉に、深澤辰哉が「おーい!」と壇上の椅子から腰を浮かせた。 【写真】冬月を演じる深澤辰哉さん、イベントでのひとコマ 10月17日にスタートした、松本若菜主演の連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系・木曜22時~)。“托卵”をテーマにした大人の恋愛ドラマで、出演している深澤辰哉の言葉を借りれば、「僕は主演の松本若菜さん演じる神崎美羽の幼なじみ、冬月稜で。美羽には旦那さんがいるんですけど、なかなかうまくいってないときに、久々に僕と出会うんです。で、まあ、いろんな過程があるなかで、その、一夜を共にしちゃって、子どもができちゃうんですけど、旦那さんに、あなたの子です、って育てる」というストーリー展開だ。 第1話では、美羽の夫・宏樹を演じる田中圭が見せる鬼気迫るモラハラぶりや、美羽の心にすっと寄り添う冬月を演じる深澤のナチュラルな演技と終盤に訪れる展開、そして美羽が下した重い決断などが衝撃と話題を呼び、民放公式テレビ配信サービス「TVer」のお気に入り登録数は79.4万と、今期の秋ドラマで最高数を記録している。 その第1話放送を前に、同17日にお台場のユナイテッドシネマで行われた舞台挨拶に、松本と深澤が登壇した。 残念ながらこのイベントには参加できなかった田中は、ビデオメッセージで登場。自身の役どころについてのコメントに続き、共演者の2人の印象を聞かれると、松本について、「若菜ちゃんとは過去にも共演させていただいたこともあって、すごく現場の全体を見るし、疲れたそぶりも見せないし、挨拶もすごい元気よく」「みんなに愛される人だなあって感心して」とよどみなく答える。 続いて、「深澤辰哉さんの印象」というテロップが流れると、深澤は小さな声で「きた!」と口にして期待に満ちた目でビデオに見入った。ところが田中は真顔で、「深澤さんって誰ですか?」。
即座に椅子から立ち上がって、モニターに向かって「おーい!」と声を上げる深澤。インタビュアーに「ご存じ……?」と聞かれても首を傾げるばかりの田中の映像に向かって、「ご存じあるよ!」と叫び、会場を笑いの渦に巻き込んだ。 さらに「印象ってありますか?」の問いにも、「印象……? あんま印象に残ってない」と真顔を続ける田中に、「やってんなあ!」と深澤。インタビュアーが「ありがとうございます!」とまとめると、田中もついに、「いやいや回収しないで! 辰哉が絶対いまなんかやってるでしょ」と大笑いし、「バレてるわ!」と大爆笑する深澤。一方が映像とは思えないほど息の合った会話を繰り広げた。 実際の印象については「これね、どこまで言っていいかわかんないですけどね、辰哉はね、意外とね―ーちょっと抜けたとこも実際あるし、天然さもあるんですけど、めちゃくちゃ計算高く、計算してますね」とにやり。 聞いた瞬間、あっはっはっは!と爆笑し、「嘘ぉ!」と叫んだ深澤だが、ドラマ開始前、本誌の取材で田中への熱い尊敬の念を明かしていただけあって、「いやうれしいですよ、圭くんがあんな、いきなりもういじってくれて」と満面の笑みに。「圭くんはお兄ちゃん、若菜さんはお姉ちゃんみたいな感じです」と、すでに共演者との仲がぐっと縮まっている様子を感じさせた。 和気藹々とした会見とは対象的に、息を呑むような展開で、本日24日に第2話が放送されるドラマ「わたしの宝物」。深澤はオファーを受けた経緯や気持ち、田中圭が松本若菜の夫役と知ったときの「ああ、すごい人が来てしまったなと」いう尊敬の念、また、自身について「いじられキャラでよかった」と語るインタビューを、深澤が表紙を飾る発売中の「AERA」10月28日号でお届けしている。