64年ぶり偉業達成のレガレイラ、真っ先に祝福の連絡くれた人物は…「レースしたかったですね」
64年ぶり3歳牝馬で有馬記念を制したレガレイラ(木村)。鼻差の激闘を終え、一夜明けた23日は元気でかわいらしい姿を見せていた。 【写真】真っ先に祝福の連絡くれた人 楠助手はレースを振り返り「今までより相手のレベルが上がってましたけど、接戦の中勝ちきってくれて本当によかった」と胸をなで下ろした。 本来であれば、ドウデュースがラストランを迎えるはずだった。しかし、無念の出走取り消し。同助手は「レースしたかったですね。でも、勝てたかなぁ。あの馬は本当にすごいですもんね」と本音を漏らした。 イクイノックスの現役時代に携わっていた楠助手は、23年のドバイ遠征や宝塚記念の栗東滞在中に、ドウデュース陣営と交流を深めた。中でも、ドウデュース担当の前川助手とは、互いのブルゾンを交換し合うなどの関係を築いていた。 「ドウデュースが出走取り消しとなって、心に期するものがありました。本当に陣営の方とは仲良くさせていただいていて」と楠助手は明かした。 続けて「レースが終わって、最初に連絡をくれたのが、前川さんでした。『おめでとう』と。それが本当にうれしかったです」。 ドウデュースとイクイノックス。同世代のライバルは互いを認め合い、近年の日本競馬を最高に盛り上げた。今後は2世の誕生を待ち、我々もさらなる夢を見たい。 そして年末のグランプリで偉業を達成したレガレイラは、その2頭の系譜を継ぐように、来年以降新たな競馬界の顔としての戦いが待っている-。【深田雄智】