【速報】小林製薬「紅麹」めぐる問題 大阪市が対策本部会議を3日午前11時から開催へ 入院者数が157人に増加 健康被害の訴え相次ぐ
小林製薬の紅麹をめぐる問題について、大阪市は3日午前に対策本部会議を開催することを発表しました。 【画像を見る】「紅麹コレステヘルプ」など自主回収の対象品をすべて見る 同名で「回収の非対象品」もある 小林製薬の「紅麹」を含むサプリメントを摂取した人から健康被害の訴えが相次いでいて、1日までに摂取後に5人が死亡、入院した人が157人、医療機関を受診した人が786人に上っているということです。このため、小林製薬は、「紅麹コレステヘルプ」など3商品のサプリメントの自主回収を行うと発表しています。 厚労省によりますと、サプリメントからは「プベルル酸」という想定外の物質が検出されていて、アオカビから発生する天然化合物とされています。 紅麹は小林製薬の大阪工場で製造していましたが、老朽化を理由に去年12月に廃止されています。3月30日に大阪市は厚生労働省とともに大阪工場へ食品衛生法に基づく立ち入り検査に入り、1日の会見で横山市長は「製造記録や製造場所がどういった状況かを確認した。あらゆる選択肢を尽くして情報把握していきたい」などと話していました。 さらに、大阪市は今回の紅麹をめぐる問題について、4月3日にも対策本部を立ち上げ、3日午前11時から会議を開催すると明らかにしました。 対策本部内には保健所の職員や府の衛生監視員ら十数人からなる専従の調査チームを立ち上げることも明らかにし、小林製薬に命じている商品の回収状況や健康被害の状況の把握、原因究明などの調査にあたるとしています。