<挑む・センバツ2023東邦>部員紹介 真辺麗生内野手(2年)/南出玲丘人捕手(2年) /愛知
◇甲子園でホームランを 真辺麗生(れお)内野手(2年) 打撃、守備、走塁のどれもチームトップレベルの逸材だが、上達のために時間と努力を惜しまない。山田祐輔監督からは「とにかく真面目で努力家。常にチームを引っ張る存在だ」と評される。 兄の影響で野球に興味を持ち、5歳からキャッチボール。小学生から中学生までは地元のクラブチームで三塁手や外野手を担った。 「東邦には本当に野球が好きな人が集まるので一緒にプレーしたい」との理由で進学。入学直後は「先輩との体格差に驚いた」といい、筋トレに励んだ。通っていたジムで偶然出会った体格の良いラグビー選手にも教えを請い、食事も改善。半年で約10キロ増やした。 「とにかく負けず嫌い。もっと打てるようになりたい」と、現在は動画投稿サイト「ユーチューブ」でプロ野球選手のバッティング動画を見て勉強している。「甲子園ではホームランを打つ。そのためにいろいろな努力をします」と愚直に野球と向き合っている。【森田采花】 ◇「夢舞台」で優勝する 南出玲丘人(れおと)捕手(2年) 小学生の頃からキャッチャー一筋。「ピッチャーを引っ張り、試合の流れを作ることができる面白いポジション」と目を輝かせながら捕手の魅力を語る。 最初にマスクをかぶったのは小学2年で始めたソフトボール。「試合中、座っているので楽そうだ」と捕手を選んだが「全然そんなことなくて、結構体力を使うと気付いて本気で練習した」という。 故郷の三重県松阪市を離れ、東邦に来たのは「必ず甲子園に出たかったから」。入学後はバッティングに力を入れ、昨秋の新チームから1軍のAチームでプレーしている。昨秋の県大会決勝の至学館戦では延長十一回に決勝打を放ち、チーム優勝に貢献した。 どんな状況でも明るく、力強く野太い声でチームを引っ張る「ガッツマン」。一方で、マスクをかぶれば、冷静に試合状況を判断し、鋭い送球で走者を刺す。「甲子園ではしっかりピッチャーに良い球を投げさせ、優勝する」と意気込んでいる。【森田采花】=随時掲載