大館能代空港の利用者、350万人達成 開港から26年で 秋田
大館能代空港(秋田県北秋田市)で18日、利用者が350万人に達した。1998年の開港から26年での達成となった。 350万人達成の対象便となったのは、午後発の東京便。ロビーでは乗客約60人を対象に旅行券や秋田米「サキホコレ」などが当たる記念抽選会が催された。1等の全日本空輸(ANA)旅行券(1万円分)を射止めた東京都新宿区の会社社長、三浦貴嗣さん(62)は「所用で空港を利用しているが、うれしい」と喜んだ。 空港は98年7月に秋田県北部圏域の高速交通網として開港。2020年12月には300万人を達成していた。 北東北3県の関係自治体などでつくる空港利用促進協議会副会長の津谷永光北秋田市長は、東京羽田線の3往復運航が25年3月までとなっていることに触れ「利用者増を目指すためにも(現行の)発着枠の期間が延長されるよう関係機関に働きかけていきたい」と力を込めた。【田村彦志】