広島新庄、延長十二回サヨナラ勝ち 上田西破る 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第4日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の中国大会を制した広島新庄が初出場の上田西(長野)に延長十二回、1-0でサヨナラ勝ちした。広島新庄のセンバツ勝利は第86回大会(2014年)以来7年ぶり。広島新庄は大会第8日(27日)の第1試合で2回戦に臨み、智弁学園(奈良)と対戦する。 【広島新庄vs上田西の熱戦を写真で】 互いに無得点のまま延長戦に突入した投手戦を、広島新庄がサヨナラ勝ちで制した。延長十二回、2死から3番・瀬尾が中前打で出塁し、続く花田が決勝の右越え二塁打を放った。投げては花田、秋山の継投で零封した。上田西は相手を上回る8安打を放つもあと1本が出ず、好投した左腕・山口を援護できなかった。 ◇広島新庄・宇多村聡監督 守備にミスがなく、投手中心に守り切れたのが大きかった。(相手投手の山口が)変化球が予想以上に切れが良く、低めに決まっていたので左打者が対処しきれなかった。 ◇上田西・吉崎琢朗監督 山口はベストピッチをしてくれた。打者に向かっていく姿に成長を感じた。この試合は彼に任そうという気持ちでいた。相手投手はボールに力があった。ランナーを出してからがタフだった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。