石川県立中央病院で筋弛緩剤紛失 50mgの瓶1本、盗難の可能性
石川県立中央病院(金沢市)は12日、全身麻酔に使われ毒薬指定されている筋弛緩剤「ロクロニウム」50ミリグラム入りの瓶1本を紛失したと発表した。院内を捜索し、職員への聞き取りも実施したが見つからず、盗難や誤廃棄の可能性があるという。 病院によると、薬品倉庫内の金庫で保管され、看護師や薬剤師が2人態勢で所定数があるかどうかを1日に3回確認していた。8日午後5時半には所定数あったが、翌9日午前3時に1本減っていることが分かった。金庫を開けるためのカードキーは麻酔科医、看護師、薬剤師に1人1枚付与されていたという。 ロクロニウムは1本で成人2~3人分の致死量に相当する。