中国スマホ出荷、海外勢苦戦 11月は前年比47.4%減
[北京 3日 ロイター] - 政府系調査会社、中国情報通信技術研究院(CAICT)が3日発表したデータによると、アップルのiPhoneを含む海外ブランドのスマートフォンの11月の中国への出荷台数は、前年比47.4%減少した。 このデータに基づく計算では、海外ブランドの出荷台数は前年同月の576万9000台から304万台に減少した。 減少率は10月の44.25%から拡大した。 アップルは外資としては中国で圧倒的なシェアを誇るが、景気減速や、華為技術(ファーウェイ)などの国内勢との競争激化に直面している。市場シェアが低下する中、アップルは2日から4日間、販促キャンペーンを実施し、旗艦モデルを最大500元(68.50ドル)値下げした。 アップルは2024年第2・四半期に中国のスマホメーカー上位5社から一時脱落したが、第3・四半期には復帰した。調査会社IDCによると、第3・四半期のアップルの中国スマホ売上高は前年比0.3%減少したが、ファーウェイは42%急増した。 国内ブランドを含む中国国内の11月のスマホ出荷台数は前年比5.1%減の2961万台だった。