深谷の薬膳カフェで期間限定カルソッツメニュー 今年はタコス
深谷市役所近くの薬膳カフェ「TAIKEIDO NEO Garden Cafe」(深谷市仲町、TEL 048-571-0216)が現在、「深谷ねぎ丸ごとタコス」を提供している。(熊谷経済新聞) 【写真】自家製タコミートとトマトソースで深谷ねぎを堪能できる「深谷ねぎまるごとタコス」 地元特産の長ネギ「深谷ねぎ」を丸ごと1本グリルする食べ方(=カルソッツ)の魅力やレシピを発信するイベント「深谷カルソッツフェス」に合わせた期間限定メニュー。「若い世代にも気軽に深谷ねぎを楽しんでもらいたい」と若者をターゲットに開発した。「手軽で親しみやすい」とタコスに着目し、ローストした深谷ねぎを自家製タコミートやトマトソース、シーザードレッシングと合わせている。 注文が入ってから、オーブンで15~20分焼くメニュー。価格は1,300円。加藤光輝シェフは「ネギの外皮をむかずそのまま焼くことで、中はしっとり蒸し上がり甘みが増す。タコミートは店オリジナルの薬膳オイルを使いオイスターソースを加えて独特の風味を出している」と説明する。 カルソッツは、スペイン・カタルーニャ地方の伝統料理で、長ネギを丸ごとグリルして食べる料理。深谷市でも「深谷カルソッツ」として産地ならではの食べ方を広めている。加藤シェフは「カルソッツフェスに合わせて毎年オリジナルメニューを考えている。昨年は『焼深谷ねぎ ヤンニョムチーズフォンデュ』で、ネギ1本をトロトロのチーズに付けて食べてもらった。ネギ1本丸々使うことが条件」と話す。同店を運営する「大慶堂」の大谷まり子社長は「カルソッツの文化を広めることで、深谷市の野菜の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と意気込む。「深谷ねぎが本当においしくなるのは、クリスマスが終わって年末から。おいしい時期においしい食べ方を試してもらえれば」とも。 限定メニューの提供は2月28日まで。
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