「ディープフェイク」でライバル候補の“印象操作”も 米大統領選への影響懸念 日本でもSNS拡散 どう見分ける?
■政治関連の誤情報“9割近く”気づいていなく… 大事なのは「疑うくせ」専門家
小栗解説委員 「アメリカでの例のように、政治での利用も懸念されています。ディープフェイクに詳しい国際大学の山口真一准教授による10代~60代を対象にした研究結果では、政治関連で誤った情報に気づいていない人が87%に上るということです」 有働キャスター 「9割近く、そんなに…」 小栗解説委員 「では、どう見分けるのか、山口准教授に伺ったところ、“それは非常に難しい”とした上で、私たちに大事なのは『疑うくせを持つ』ことだといいます。“SNS上には偽物も出回っている”と頭において、拡散する前に一度立ち止まる、調べて、正しいか判断できない時には、拡散しないことを心がけてほしいとしています」
■投稿前に情報源の確認を…
有働キャスター 「廣瀬さんは、こうしたことについてはどのように向き合っていますか?」 廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「情報源がどこで、誰なのかを気にしています。誰か分からない、確かだと思えない時は、投稿しないようにしています。投稿する時や投稿した後に、もう一度自分の文章を見直して、客観的に見るようにしています。後は、心が焦っていたり、動揺している時は良い判断できないと思うので、なるべく自分自身を良い状態に保ちたいと思っています」 有働キャスター 「こうしたことは若い人たちや子どもも気をつけないといけないですが、大人こそニセ情報との向き合い方を知っておかないと、思わぬトラブルに加担しかねません。『総務省 インターネットとの向き合い方』で検索すると、騙されないための知識が見られますので、ぜひ一度、見てください」 (7月20日放送『news zero』より)