テニス=WTA、サウジファンドと複数年契約 ランキング命名権
[ニューヨーク 20日 ロイター] - サウジアラビア政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」は女子テニス協会(WTA)と複数年の契約を結び、その一環としてWTAランキング初のネーミングパートナーとなることが決まった。双方が20日に発表した。 WTAはこれまでサウジとのパートナーシップに関して消極的だったが、WTAファイナルをリヤドで2024年から26年まで開催すると4月に発表するなど、関係に変化が見られる。 PIFは男子テニス協会(ATP)とも複数年にわたる戦略的パートナーシップ契約を年初に結んでおり、テニス界とのつながりを深めている。 一方で、女性権利擁護の活動家やLGBTQ(性的少数者)コミュニティーは、サウジがサッカー、自動車レースF1、ゴルフなどに巨額の資金を投入していることについて、人権問題のネガティブな印象を払拭しようとする「スポーツウォッシング」と批判している。