古賀紗理那（2024年6月11日撮影）

　日本バレーボール協会（JVA）は14日、「買取大吉　バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会」に出場中の女子日本代表の、パリ五輪出場権獲得が事実上確定したと発表した。 【イラスト】バレー女子世界ランキング 　古賀紗理那主将（28）はJVAを通し「昨日はカナダに負けてしまったが、パリ2024オリンピックの出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直にうれしい。真鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」とコメントを寄せた。 　日本は、勝てばパリ切符獲得が決まった13日カナダ戦で敗戦。しかし、その後別会場で行われた世界ランキング11位ドミニカ共和国と同1位トルコ戦（トルコが3－1で勝利）終了後に同ランキングが再計算され、日本は2試合を残して出場権獲得圏内に入ることが判明した。 　パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12で、ネーションズリーグ（VNL）開幕前に7枠が決定済み。残り5枠は、VNL予選R終了時（6月17日）の世界ランキングで決まる。日本は（1）アジア＆オセアニア最上位、または（2）出場権未獲得国の中でアフリカ勢トップを除いた上位3カ国に入ることが条件だったが、この世界ランキングの指標となるポイント数（14日時点で322.94ポイント）で、残り2試合に敗れても（1）（2）いずれかに入る条件を満たした。 　日本は6大会連続14度目の五輪出場。パリでは1次リーグ敗退した21年の東京五輪の雪辱を目指す。