「嵐」の気になる今後…25周年記念日に5人揃って動画公開も「これだけ?」なわけがない(城下尊之/芸能ジャーナリスト)
【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】 この11月3日は人気アイドルグループ「嵐」のデビュー25周年の記念日だったが、その日、彼らは公式Xを更新して「ありがとう」と感謝のメッセージを投稿した。 休業中の嵐リーダー大野智はリゾート開発に投資で波紋…それでも揺るがぬ再結集の“密約” さらに有料のファンクラブサイトでは、5人の声でファンへ向けた動画をアップ。待ち焦がれたファンの間からは大野智(43)、櫻井翔(42)、二宮和也(41)、相葉雅紀(41)、松本潤(41)の「5人が揃ったことが大事」「待っていました」といった声が続出した。ただし、その一方で「記念日なのにこれだけ?」という疑問もあった。 ハッキリ言って、“これだけ?”なわけがないだろう。5年前に記者会見し、2年ほど(2020年末まで)大々的にコンサートツアーをやってから活動休止するが、解散ではなく「お休み」(大野)であり、いずれ戻ってくるものとみられているのだ。 その後はメンバーが個人で活動し、大野は完全休業。しかし、その間にジャニーズ問題などがあって、嵐の復活そのものが不透明になっていたという経緯がある。 もっとも、デビュー記念日にメンバー全員が揃う姿を見せたのは、ある種のサプライズでファンの期待に応えた格好だ。これからも同様にサプライズ的なことが予想され、25周年のイベントや記念グッズの発売などが考えられる。当然、ファンはコンサートの開催を待ち望んでいるわけで、メンバーもそれは知っている。この25周年イヤーのどこかで、それが実現する可能性もある。 前回の20周年ツアーでは大小を問わず多くの会場でライブを行い、総動員237万人、数百億円の売り上げがあった。周辺も黙っているわけがない。情報を小出しにしながら、アニバーサリー的なイベントを継続的なビジネスにしていく手法を取っていくだろう。 実は、ロック歌手の矢沢永吉(75)も同じ策を取っている。2年前にはデビュー50周年(キャロル)のアニバーサリーツアーを開催したばかりだが、来年はソロデビュー50周年を迎えるので、6月に横浜赤レンガ倉庫で展示会を開催するという。初公開のステージ衣装や直筆の譜面などのほか、ファンが大切にしてきた公演チケットやグッズなどのお宝を思い出コメントとともに公募して展示するらしい。いわば、ファンを巻き込んでのイベントになるので、盛り上がること必至だろう。また、ファンクラブ限定のバースデー企画など、アニバーサリーを使ったあらゆる楽しませ方を全力で推し進めている。 この矢沢の動きを見れば、嵐も何かやってくるだろう。 (城下尊之/芸能ジャーナリスト)