阪神・石井 宜野座キャンプの投げ込み王 計951球チーム唯一の皆勤賞「自分で決めていることなので普通」
阪神の1軍投手陣が宜野座キャンプ中にブルペンで投じた球数をデイリースポーツが集計した結果、計951球で石井大智投手(26)が1位となった。さらに4日設けられた休日も全て返上してチーム唯一の皆勤賞となった。 【写真】門別 目指せ20勝&沢村賞 井川慶氏「投げ続ける感覚を養って」 実戦登板日を除けば、初日から13日連続でブルペン入り。2位の852球だった西勇に約100球差をつけて「投げ込み王」に輝いた。昨年チームトップだった青柳の867球も上回った。 石井は紅白戦を含むキャンプ中の実戦は、4試合に登板して計4回6安打2失点。まだ結果を残せていないが、投手陣の中で最も多く球数を投げ込んだことは、今後の結果につながるはずだ。 “無休キャンプ”を達成したのも、体が充実している証しだろう。休日も宜野座に姿を現し、ウエートトレーニングなどで汗を流した。疲労もピークに達する最終クール前、21日の休日も当然のように“出勤”。「自分で決めていることなので普通じゃないですか」とさらりと言ってのけ、余裕すらも感じさせた。 プロ3年目の昨季は自己最多の44試合に登板して防御率1・35。強力リリーフ陣の一角として、18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。「才能がないんでやるしかないです。才能がないから続けるしかない」。休まない男は努力の価値を結果で証明する。