“豊橋のあゆちゃん”競技人生の集大成へ… 日本記録更新でパリ五輪の切符をつかむ! 女子マラソン・鈴木亜由子選手
雪が残るアメリカで過酷な合宿 最後の決戦に挑むもうひとつの理由とは?
2月に入るとアメリカ・アルバカーキに渡り、約20日間の合宿生活をスタートしました。雪が残る寒空の中、標高1800メートルの高地トレーニングです。この合宿のテーマは「自分の中に壁をつくらない」こと。 1月に前田穂南選手が日本記録を更新したため、鈴木選手が代表入りするには、この2時間18分59秒を上回らなければなりません。厳しいハードルですが、「最後の1枠は生半可な気持ちではとれない」と、20日間で700~800キロも走り込みました。 実は、鈴木選手がパリ行きを目指す理由は、もうひとつありました。毎年、地元の豊橋市で開催されているハーフマラソン大会に、今年から「鈴木亜由子杯」の冠がつくことになったのです。しかも、その大会はパリ行きをかけた名古屋ウィメンズマラソンの2週間後の3月24日(日)。 鈴木亜由子選手: 「ウィメンズマラソンでいい走りをして、鈴木亜由子杯で報告したいというのが一番のモチベーション。地元のみなさんが応援してくれる。それをパワーにして、自分の力以上のものを出したい。死力を尽くすだけ」 みんなの応援を力に変えて、パリオリンピックの切符をつかみ取ることができるでしょうか。最後の決戦となる「名古屋ウィメンズマラソン2024」は3月10日(日)に開催されます。