エッフェル塔の前でポーズ写真…松川るい議員“軽率だった”と反省 自民党幹部は厳重注意
日テレNEWS
自民党女性局のフランス研修中にエッフェル塔の前で撮影した写真をSNSに投稿し、批判を受けた自民党の松川るい参議院議員が1日、「軽率だったと反省している」と述べました。今回の騒動は自民党幹部にも報告があり、厳重に注意をしたということです。 ◇◇◇ “SNS騒動”で渦中の自民党・松川るい参議院議員(52)が1日、カメラの前で取材に応じました。 自民党・松川るい参院議員(52) 「視察自体は、視察というか研修自体は有意義だったと思うんです。発信については、SNS上の発信について不適切なものがあったと思っていますし、その点については多くの誤解をされたことについて反省をしています」 松川議員は、先月行われた自民党女性局のフランス研修中に、エッフェル塔の前で撮影した写真をSNSに投稿し「不適切だ」などと批判を受けていました。 自民党・松川るい参院議員 「私がちょっと軽率だったんですけど、大阪の地元の方と撮った写真があれしかなかったので、原稿の最後にくっつけちゃったんですね。でも、あれは本当に迷惑をかけたと思っていますし、大変そこは軽率だったと反省しております。誤解されてはいけないと思いましたので、これは本意ではありませんので削除させていただきました」 フランスの議員らと、少子化対策や政治における女性の活躍などについて意見交換をしたという今回の研修は、3泊5日の日程で、国会議員や地方議員など38人が参加。もう少し少人数でもよかったのでは、との声があることについては―― 自民党・松川るい参院議員 「そこは理由はあるんですけど、これ以上はちょっと…この話を私は長引かせて、研修の…というのはすごく有意義なことなので、実際に行って話をするとか、体感をするということ自体の定義について、これ以上、マスコミの報道によって疑問を持たせることは本意ではないので、これで終わりにさせていただきます」 “騒動を長引かせたくない”として理由は明かしませんでした。 野党からは―― 国民民主党・玉木雄一郎代表 「どういうお金を使っていったのか、どういう支出だったのか、そして、どういう研修結果があったのか説明責任をしっかり果たせるかどうかということなんだと思います」 今回の騒動は、自民党幹部にも報告があったということです。自民党・茂木敏充幹事長は「真摯(しんし)に受け止めなければいけないなと思っております」と述べた上で、税金から党に支払われる政党助成金を、この研修に使っていないと説明しました。 自民党・世耕弘成参議院幹事長 「観光だと誤解されるような写真をSNS上にアップしたことは、軽率だったと思います。松川女性局長に対しては、私からも厳重に注意をいたしました」 また、松川議員は、小渕組織運動本部長からも注意を受けたということです。 自民党・松川るい参院議員 「発信の仕方とか、そういったことについては不適切なところがあったということで注意を受けております。投稿については、しっかり以後、気をつけていきたい。迷惑をかけてしまった皆様には申し訳ないと思っております」 今後、フランスで学んだ幼児教育などについて「政治家として、政策として実現していきたい」としています。