30歳になりNISAを始めようと思っているのですが、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の違いがわかりません。非課税期間が異なるのでしょうか?
30歳からNISAを始めた場合の運用イメージ
NISAはコツコツ積み立てることに適していますが、具体的なイメージがわかない方もいるでしょう。ここでは金融庁の「つみたてシミュレーター」を使用して、NISAのシミュレーションを2つ紹介します。 ■コツコツ長期で継続する 毎月家計に支障がない程度にコツコツ長年積み立てたい場合は、1ヶ月に2万円から始めて40年など、老後に向けた運用が適しています。例えば、2万円を12ヶ月で40年間続けると960万円になります。さらに、投資中の運用利回りが一律年3%の場合は運用収益が892万円となり、合計1852万円程度の運用資産額になることが期待できます。 ■しっかり積み立てる 次に、毎月まとまった金額を積み立てる場合をシミュレーションしてみましょう。例えば、つみたて投資枠の年間投資枠上限である月に10万円ずつ15年、同じく年率3%の利回りで運用する場合は元本と運用収益をあわせて2270万円程度になります。現在、お子さんが3歳の場合は、15年後は18歳のため、大学に入る前に教育資金の用意ができるかもしれません。 NISAは年間投資枠内であれば投資する金額を自分で自由に設定できるため、自分が「何年後にいくらぐらい必要なのか」を計算してから始めてみるのもよいでしょう。
投資は事前の調査が大事
NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの枠が設けられており、年間に投資できる金額と投資対象商品、非課税保有限度額が異なります。 成長投資枠はこれまで投資をしたことがある方、つみたて投資枠はまだまだ投資経験が浅い方や長期で資金を蓄えたい方に適しているといわれています。2つの枠は併用もできるため、自身に合った方法で始めるとよいでしょう。 NISAを始めとしたさまざまな投資においては、初めて取り組む場合は不安がつきものです。投資は必ずお金が増えるとは言い切れず、リスクが伴うものでもあるため、事前に金融機関などを通してしっかりと知識を蓄えたうえで取り組むことをおすすめします。 出典 金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る 金融庁 つみたてシミュレーター 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部