小倉智昭さん、7月の公の場で元気な姿「余命宣告がどうのと言われたわりに治療がうまくいって」
フリーアナウンサーの小倉智昭さんが9日、都内の自宅で亡くなった。 小倉さんは7月18日、東京・六本木の東京シティビューで行われた「ポール・マッカートニー写真展1963-64~Eyes of the Storm~」(19日から)の特別内覧会に元気な姿を見せていた。自身の体調を問われ「余命宣告がどうのと言われたわりには治療がうまくいって、今のところ悪いところなくて、元気でみんなに嫌がられています」と笑顔で語っていた。 【写真】1985年4月1日、挙式をあげる小倉智昭さんと妻さゆりさん さらにポール・マッカートニーに数回インタビューしたことがあると告白。「すてきな人。嫌なことを質問してもストレートに答えてくれる。『楽譜が読めないって本当ですか』と聞いたら、『僕は読めない。ギターやピアノで作った曲を譜面に起こしてくれるスタッフがいるんだ』と教えてくれた」と打ち明け、また「そんな人柄が写真に出ている」と話していた。 小倉さんは1947年(昭22)5月25日、秋田県生まれ。独協大卒業後、70年に東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。故大橋巨泉さんの勧めで76年にフリーアナに。TBS系クイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」の出題を担当し「1秒間に18文字の原稿を読める男」として知られて脚光を浴びる。99年から「情報プレゼンターとくダネ!」キャスター。高校時代は陸上部に所属。趣味はゴルフ。血液型B。