素肌にマントをまとっただけ…インターネット初期、「伝説」となった超有名画像の秘話を本人が明かす
<インターネットが一般に普及し始めた95年当時、最もダウンロードされた画像となったテリー・ハッチャーのプロモーション写真>
2004年から2012年にドラマ『デスパレートな妻たち』で主役の一人を演じたことでも知られるテリー・ハッチャー。実は彼女は、インターネットが普及し始めた「初期」の時代、ネットでは誰もが知るような「有名画像」の被写体でもあった。裸体にマントをまとっただけの姿でインターネットの歴史に名を刻んだ彼女が、当時の「バイラル」について語った。 【画像】素肌にマントをまとっただけ...インターネット初期、「伝説」となった超有名画像 現在59歳のハッチャーは1990年代、コミックを原作とするテレビシリーズ『新スーパーマン』で伝説のキャラクター、ロイス・レインを演じて一躍有名になった。レインは、ディーン・ケイン演じるスーパーマンの相手役だ。 1995年、新スーパーマンの名声が最高潮に達したとき、ハッチャーは、裸の上にスーパーマンの象徴である赤いマントだけをまとうなど、一連のセクシーなプロモーション写真を撮影した。この「裸体に赤いマントの写真」は波紋を呼び、月間数千ダウンロードを記録し、当時最もダウンロードされた写真となった。 そのハッチャーが、現在英紙「ガーディアン」のサイトに掲載されているファンとのQ&Aで、この写真に言及している。「スーパーマンのマントをまとったあなたのヌード写真が、インターネットで最もダウンロードされた画像と報じられたときの思い出は?」という読者からの質問に答えたものだ。 ■当時は疑問に思ったが、今は誇りに思っている 質問に対して、ハッチャーは次のように回答した。「まだダイヤルアップ接続の時代で、私はインターネットを壊してしまった。自分がそれほど魅力的な存在だとは思っていないのだけど」 「写真撮影のことは覚えている。テレビ番組のプロモーションで、撮影に丸一日かかった。ロイスは『デイリー・プラネット』の記者だから、私は最初、白いブラウスとペンシルスカートを着て、その上からマントを羽織っていた」 ハッチャーはさらに続ける。「その日最後のテイクで、『ブラウスなしでケープを羽織ってくれる?』と誰かが言った。私は『どういう意味だろう? なぜロイス・レインが裸でマントを羽織るのだろう?』と思った。ただの悪ふざけだったが、その結果、挑発的な写真になった。あれからずいぶん年をとったが、今でも誇りに思っている」 ハッチャーはQ&Aで、スヌーカー(ビリヤードの一種)の腕前についても質問された。新スーパーマンは英国で、スヌーカーを題材にしたゲーム番組『ビッグ・ブレイク』の後に放送されていたためだ。 ハッチャーは次のように回答した。「その番組はよく知らないが、スヌーカーはビリヤードのようなもの? 私は一人っ子だった。父は電気技師だったため、私はボーリングやゴルフ、ビリヤードが得意になった。角度やスピード、手と目の連動が含まれていたからだ。そのため、ビリヤードのバンクショットの理屈は知っていて、1度か2度は成功したことがある。ビリヤードであなたに勝つことができるかということに関しては、お酒を飲む量によるわ」 ■出会い系アプリから追い出された理由 ハッチャーは最近、出会い系アプリ「ヒンジ」から締め出されたことを明かして話題になった。彼女の友人で、テレビドラマ『フレンズ』で、主人公の一人を演じた故マシュー・ペリーも、同様に締め出されたのだという。 2人は、名作コメディ『おかしなカップル』のリバイバル版(2015年から2017年にCBSで放映されたもの)で共演していた。ハッチャーは英紙「テレグラフ」のインタビューで、2人がヒンジで体験したことを語っている。 「私たちは、年に数回テキストメッセージをやりとりしていた。この話は誰にもしたことがないのだが、彼が亡くなる1年ほど前、私は出会い系アプリのヒンジから追い出された。私の名前を騙った偽物だと判断されたためだ」 「その出来事をツイッターに投稿したら、マシューからテキストメッセージが来た。彼は、『僕もヒンジから追い出されたよ! ところで、僕たち2人とも、ヒンジでいったい何をしてるんだろうね?』と言ってきた。私は思ったわ。そのとおり! 私たちはあそこで何をしてるんだろう?ってね」 ペリーは2023年10月、自宅で死亡しているところを発見された。54歳だった。死因は、うつ病の治療や痛みの管理に使用される解離性麻酔薬ケタミンの急性作用と判断された。 (翻訳:ガリレオ)
シャノン・パワー