【MLB】Dバックスのケテル・マルテが故障者リスト入り 痛めていた左足首の状態が悪化 MVP争いから脱落か
日本時間8月20日、ダイヤモンドバックスは正二塁手のケテル・マルテを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ナ・リーグのMVP候補に挙げられるほどの活躍を見せていたマルテだが、日本時間8月11日のフィリーズ戦で守備時に左足首を負傷。その後、100%の状態ではないなかで故障者リスト入りすることなくプレーを継続していたが、日本時間8月19日のレイズ戦では代打で起用されながらも打席を完了できず、「代打の代打」を送られて交代していた。左足首の状態が悪化し、まずは治療を優先するために故障者リスト入りの判断が下されたようだ。 現在30歳のマルテはメジャー10年目の今季、ここまで116試合に出場して打率.298、30本塁打、81打点、6盗塁、OPS.930の好成績をマーク。5年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは大谷翔平(ドジャース)を上回ってリーグ1位に君臨し、ナ・リーグのMVP候補にも挙げられていた。特に後半戦は24試合に出場して打率.325、11本塁打、OPS1.173と絶好調。ダイヤモンドバックスの快進撃を牽引していただけに、本人だけでなくチームにとっても大きな痛手となる。 トーリ・ロブロ監督によると、マルテは日本時間8月19日のレイズ戦でスタメンから外れたものの、「チームの勝利に貢献する機会がほしい」と指揮官に出場を直訴していたという。それが9回表の代打起用につながったわけだが、結果的にはその代打での出場が左足首の状態を悪化させることになってしまった。ロブロ監督は「(出場の可否に関して)メディカルチームによるチェックも受けた。(負傷交代という結果になってしまったのは)ただ不運だった」と語っている。 マルテの離脱を受け、同僚のジョク・ピーダーソンは「彼は毎日プレーして、チームにたくさん貢献していた。攻撃面でも守備面でも、すべての面においてMVP級の働きをしていた。そういう選手が離脱するところは見たくない」とコメント。「でも、彼は1年を通して僕たちを支えてくれた。今度は僕たちが彼を支える番だ。彼が戻ってくるまでしっかり戦いたい」と決意を口にした。