ワーナー・ディアンズ、学びが多かったオールブラックス戦
――TMOで自身のトライがキャンセルになって、そのときのチームの雰囲気は。 「よくわからないというか、変な感じ。ちょっと落ち込んでいた。次のプレーがスクラムで、一発でトライを取られて気分がちょっと落ちたと思います。みんなに声はかけていたんですけどね。トライがキャンセルされても「次のプレーに集中しよう」とリーダー陣全員が言っていたけど、ちょっとうまくいかなかったですね」 ――気持ちが落ちるというのは若さ? 「僕にはわからないです。自分自身、スクラムを全力でやって、全力で押して、ほかのひとも全力で押していた気がするし、BKも全力でディフェンスはしていたんですけど、なんか足りなかったですね」 ――WTBがつられて内側に入ってしまうところなんかを見ると、まだもう少し時間が必要なのかなと思ったが。 「オールブラックスはそういうアタックもうまいし、自分たちも経験が浅いからというところもあるかもしれないけど、もうちょっとできた気がします」 ――みんなオールブラックスということでナーバスになっていた? 「ほかの人のことはわからないです。自分は代表として戦わないといけないというマインドセットで、勝ちたいという気持ちが強くて、自分としてはいい準備はできていました」 ――いい準備ができていると、ああやってキックして自分でキャッチしてトライができる。 「ラッキーでした。蹴ってチェイスでちょうど目の前にボールが落ちてきて、まあ、ラッキーでした」 ――キックをした時点で、落ち着いてプレーはしていた。 「試合で初めてボールを蹴りました(笑)。これまで蹴ったことないけど、まあ、うまくいった」 ――自然に足が出た? 「ボールを取ろうと思ったんですけどちょっと遠くて、足で届くかなと思って足を出したらうまく当たった」 ――この試合で自信掴んだことや手ごたえを感じた部分は? 「あまりないですね。修正点がいっぱい出て、全員が集中していかないといけないところがいっぱいあると思います」