レアルで光るファンタジー ブラヒムのフィットで攻撃は一段上の世界へ「スキルとファンタジーに満ちている」
そのドリブルテクニックは一級品
今季序盤はほとんど出番がなかったが、現在のレアル・マドリードではミランへのレンタル移籍から戻ってきたFWブラヒム・ディアスがブレイクしている。 今季当初はジュード・ベリンガムをトップ下に配した[4-3-1-2]のシステムが当たり、2トップもヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスで固められていた。そのためブラヒムの出番は限られていたのだが、途中出場から地道にアピールを続けたことで最近は先発の機会も増えてきた。攻撃のオプションとして重要戦力となりつつあり、改めてブラヒムのテクニックや独創性に驚かされたサポーターも多いはず。 ブラヒムは左右両足を器用に使ったドリブルを1つの武器としていて、そのドリブルはチームメイトのヴィニシウスと少し異なる。独特なリズムがあり、これが攻撃にアクセントを加えている。 スペイン『MARCA』もファンタジー溢れるプレイと称賛しており、その評価は中盤戦より急上昇している。 「ブラヒムのプレイはスキルとファンタジーに満ちているが、同時に効率的なところもある。彼はチームの規律に合わせた動きを取っていて、ボールを持っていないときも非常に勤勉だ」 さすがに指揮官カルロ・アンチェロッティは選手をチームに組み込むのが巧みで、ブラヒムのフィットもあって攻撃陣は厚みを増している。序盤はヴィニシウスとベリンガムに依存しているところが目立ったが、ブラヒムやベテランのFWホセルらの活躍も見逃せないものとなっている。
構成/ザ・ワールド編集部