『夕やけニャンニャン』出身、岩城憲のバンドが35年ぶり復活「青春時代をもう一度体験してほしい」
『夕やけニャンニャン』から派生したアイドルグループ「息っ子クラブ」(むすっこくらぶ)のメンバーだった岩城憲が、自身のバンドを35年ぶりに復活させ、12月にライブを開催することが明らかになった。 【写真】ライブに向け、スタジオでのセッションするTears Project Infinity 岩城は、息っ子クラブとしての活動し、当時の新進気鋭のミュージシャンを集めて組んだ「岩城憲&Tears Project」としてソロデビュー。POPなダンスナンバーを数多く生み出したが、3年間の活動後、解散した。 今回、アーティスト名を「Tears Project Infinity(ティアーズプロジェクトインフィニティ)」と改め、35年ぶりに再始動し、12月8日に東京・四谷Honey Burstでライブを開催。オリジナルメンバーの岩城憲(Vo.)、鈴木教悦(Gt.)、五島圭介(B.)に加え、高橋てつを(Dr.)、merge(Syn.)がサポートメンバーとしてバックアップ。シンセサイザーやサンプラーを駆使した前衛的なシティポップとして評価の高かった当時の楽曲をブラッシュアップ披露する。 岩城は、今回の復活について「実際ライブは35年ぶりなので『カッコ悪くなっちゃったな』と思われたくなくて。そこが一番心配でしたが、あまりそういうことを気にせずに、みんなも青春時代をもう一度体験してほしいなと思います」とコメント。また、今後についても「今後東京以外でもやってみたいし、次もこのメンバーでやりたいなと思っています。今ある楽曲も大事だし新曲をどんどん足していきたい、既存曲のリアレンジもしたい!まずは第一弾ライブ、ぜひ会場に来て踊ってください!(僕らは踊りませんけど笑)」と願望を語った。 ■「岩城憲&Tears Project」メンバートーク ――バンド名に新たに加わった「Infinity(インフィニティ)」とは? 岩城:バンド名のためじゃなく「Tears Projectは無限大」、という意図だったが、これから何が起こるかわからない無限の可能性ととらえてほしい。元の「岩城憲&」と頭に付くのは当時からあまり好きになれなかった。今回再始動するならそれをとっぱらってバンドとしての一体感を出したかった。 ――今回35年ぶりのライブをすることになったきっかけは、「今年6月に行われた初めてのファンミーティングでライブをやろうと言うことになった」と伺っているが…。 五島:2年位前にTears Projectのメンバーで忘年会をやった時に、昔のファンのみんなは今何をしているんだろうね、当時はファンミーティングなどのイベントはやったことがなかったし会いたいね、という話になり、酔っ払った勢いもあって笑、ファンのみんなを集めて飲み会をしようと言うことになったんだよね。 岩城:みんな元気かな、集まってもう一回なんかやろう!って盛り上がった。 鈴木:それぞれ忙しかったけど、そんなこと言ってたら歳取っちゃうからやろう!と勢いづけて、各々「やろう!」と言うことになった。 五島:元々オーディションで集まったメンバーで、方向性もバラバラで、ぶっちゃけ当時は仲良くもなかったけど、36年経って大人になった今、バラバラでもやれることを証明したかった。 ――今回新たに迎えるサポートメンバーについては? 鈴木:で、ドラムとキーボードの参加が難しいと言うことで、心当たりに連絡を取ったんだよね。 高橋:僕は、圭介さんの先輩にあたる共通の師匠(ドラマー)に「やるか?」って言われたので二つ返事で参加しました! merge :私は、以前からお仕事でつながりのあった岩城さんから電話で、「ライブ手伝って!」と。「シンセや打ち込み(生演奏以外のバックトラック)の制作に関しては信頼してるから」とも言っていただき、もちろん「よろこんで!」とお返事しました。 高橋&merge:我々で大丈夫でしたか? 岩城&鈴木&五島:もちろん!笑 五島:「こういうのはどうですか?」とアイデアを出してくれるのでうれしい! 岩城:柔軟なのがいいよね。 鈴木:2人が入ってサウンドにまとまりが出たよね。 岩城:当時を再現しているようで、現在のサウンドに昇華している感じ。来年以降もこのメンバーでやりたいな、と。 高橋&merge:ありがとうございます! 五島:みんな上手い! merge:何がうまいんですか笑 五島:プレイに決まってる!笑 岩城:雰囲気!笑。雰囲気をかもしだすのがうまい!