ド軍監督の年俸4.6億円は“格安” 米記者指摘、辛口評価に結果で応え称賛「契約延長に値」
ロバーツ監督の去就に米記者が言及
ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に7-6で勝利し、2020年以来4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。最大5点差を逆転し、世界一に輝いたデーブ・ロバーツ監督は、ワールドシリーズ前から去就が絡んだ米報道が話題になることもあり、今ポストシーズンの躍動で評価が上昇している。 【映像】大谷翔平に「泣きかけた」 ベンチ前で3秒間の抱擁…同僚が届けた思い ヤンキースとメッツが本拠地を構えるニューヨーク地元紙「ニューヨーク・ポスト」では、敏腕記者のジョン・ヘイマン記者が「ロバーツはこれまでで最も素晴らしい仕事をし、契約延長にふさわしい」と報じている。ワールドシリーズ制覇が決まる前に公開された記事とは言え、今季は数多くの怪我人を抱えながらもチームをワールドシリーズに導く手腕を評価している。 同記者は「ドジャースはお金を出し渋ることはない。しかし、ロバーツは推定300万ドル(約4億6000万円)で年俸が低いように見える」と言及している。さらには「ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、これがロバーツがした中で最も良い仕事かと聞かれた際、彼は毎年素晴らしい仕事をすると言った」とも報じている。 実のところ、世界一決定後には米メディアから多くの絶賛の声が届けられている。地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は、ロバーツ監督の在籍9年間の成績を紹介し「MLB史上で屈指の監督としての地位を固めた」と報道。米スポーツ局「ESPN」のラジオ番組にも出演し、ドジャースについての“ご意見番”的な存在として知られるブレイク・ハリス氏も「ここ何年もの間、みんな彼(ロバーツ監督)にはきつく当たってきた。しかしながらこの男は今ポストシーズンで監督業を懸命に勤め上げ、ドジャースにとっての完璧な監督になっている」と賛辞を送った。 ロバーツ監督は2016年からドジャースの監督に就任し、9年間でいずれもポストシーズンに出場。8度の地区優勝を果たした。ワールドシリーズには4度出場し、コロナ禍の短縮シーズンだった2020年に世界一を成し遂げたが、フルシーズンでは今回が初の制覇。手腕を存分に発揮している。現在3年契約の2年目となっており、来季の契約も保証されてはいるが、今後どのような去就が待っているか注目される。
Full-Count編集部