TikTok Shop、ブラックフライデー当日のGMVが1億ドル突破 前年同日の3倍
中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」は12月4日、米国最大のセールイベント「ブラックフライデー」開幕初日の11月29日、電子商取引(EC)サービス「TikTok Shop」の流通取引総額(GMV)が前年同日の3倍にあたる1億ドル(約150億円)を超えたと発表した。 TikTok Shopは、2024年のブラックフライデーをアマゾンなどの競合よりも早い11月14日にスタート。人気クリエーターによる宣伝など、さまざまなプロモーションを展開した。TikTokでは、ハッシュタグ #tiktokshopblackfriday が付いたコンテンツは40億回以上、 #tiktokshopcybermonday が付いたコンテンツは35億回以上閲覧されたという。 TikTok Shopはライブコマースを主力としているが、米国では中国ほどライブコマースが普及していないことが大きな課題となっている。2024年1月の報道によると、TikTok Shopは米国での年間GMVを前年の10倍にあたる175億ドル(約2兆6000億円)に拡大する計画だった。 しかし、計画の進捗が思わしくないため、今回のブラックフライデーでさまざまな施策を打ち出し、GMVの押し上げを図ったとみられる。関係者によると、2024年の単月GMVは10月の7億9300万ドル(約1200億円)が最大だったため、目標の175億ドル達成に向けたプレッシャーが高まっているという。 *1ドル=約152円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)