《二千円札が10万円の価値に》新紙幣の発行で“レア紙幣”への注目が集まる…コレクターに聞いた「集め方」と「見分け方」とは
7月3日から新紙幣の発行がスタートし、徐々に全国各地に広まりつつある。新しい肖像画やデザイン、最先端の偽造防止技術などに目を奪われるだろうが、手にした際にまず注目してほしいのは製造番号だ。もしかしたらその紙幣の価値は、額面通りの価値ではないかもしれない。 【画像】5万円の価値がある「5000円札」の現物
レアな紙幣の見分け方
紙幣にはそれぞれ製造番号が記されており、実はこの世に同じものは1つとしてない。そんな紙幣の魅力にとりつかれたのが、紙幣コレクターだ。 今回、紙幣コレクターとして『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)など数々の番組に出演したことがある宝田萌さん(@takaradano1)に、新紙幣が発行されたばかりの今まさに、狙っている“番号”について話を聞いた。 「私がふだん、金融機関の両替などをして狙っている珍番号と呼ばれるレアな番号(プレミアがつく番号)は、基本的に111111、555555、888888といったゾロ目。 200000、400000、700000といったキリ番。123456、012345、654321、543210といった階段や逆階段。そして、000001の1番です。 新紙幣が発行された今は、一番初期の記号であるAAーAA券を手に入れることができるタイミングなので、手に入れようと俄然やる気が出てきます。 ゾロ目などの珍番号はいつでも獲得できるチャンスは出てきますが、AAーAA券は今しかチャンスがありませんからね」(宝田萌さん、以下同) 新紙幣の製造番号は、「AB 365839 SH」のように、最初と最後に二文字のアルファベット、真ん中に6桁の数字の並びとなっている。そして宝田さんが指摘するように、「AAーAA」の番号は人気が高く、それにくわえて、間の数列がゾロ目やキリ番だと価値が跳ね上がるという。 ちなみに旧紙幣では、「A 543752 M」「FA 742857 M」といったように、後ろのアルファベットは1文字だが、前のアルファベットは1文字か2文字の2パターンがある。さらに細かいことだが、この製造番号はよく見ると、印刷されている“色”にも別パターンが存在する。
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