日立ソリューションズ・テクノロジー、危険行動をリアルタイムに検知・警告する「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」
株式会社日立ソリューションズ・テクノロジーは20日、工場内や物流倉庫などの安全性向上を目的とした、画像認識AI技術と単眼カメラ測距技術を活用した安全モニタリングソリューションの第二弾として、「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」を12月16日に販売開始すると発表した。 【画像】検出結果記録のイメージ図 リアルタイム解析ソリューションパッケージは、フォークリフトと人との異常接近や一時停止違反、特定領域進入の危険行動をリアルタイムに検知し、警告をすることで、施設内の事故を予防し、検知シーンの動画や検知結果の統計を活用することで、危険行動の分析や従業員への安全意識醸成を実現する。 単眼カメラで測距が可能となることで、既設のIPカメラを活用したシステム構築が短期間で可能。追加学習により、検知対象の追加や、危険行動検知率向上が行える(オプション)。また、危険行動シーンの動画、検知結果記録の活用も行える(危険行動分析、安全教育など)。 リアルタイム解析ソリューションパッケージを導入することで、危険行動へのリアルタイムな警告により事故を未然に防止でき、カメラ映像により危険行動をリアルタイムに検知し、警報装置を発動、危険を通知する。さらに、従業員の安全に対する意識の醸成として、統計情報から危険行動が発生しやすい場所、日時の傾向把握や、発生したシーンの動画を従業員への安全教育に使用するなど、安全に対する啓発活動に活用できる。 システムは、高速・高精度な画像AI処理が可能なAIエッジコントローラ(AEC)にインストールすることで、リアルタイムな検知および解析を実現する。コントローラは屋外環境に合わせた省電力・高い安定性に加え、さまざまなIPカメラに対応しているため、既設のIPカメラ活用など屋内外を問わない環境に合わせたシステム構築ができる。 日立ソリューションズ・テクノロジーは今後も、画像AI技術や単眼カメラ測距技術、画像処理技術を生かした安全モニタリングソリューションの提供を通じ、工場内や物流倉庫内の安全性向上を支援するとともに、安心で安全かつ快適な社会の実現に貢献していくとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹