外食前、子どもに「カップ麺」や「おにぎり」を食べさせています。節約のためとはいえ、あまり良くないでしょうか…?
外食ではできれば子どもにたくさん食べさせてあげたいという気持ちがあっても、家族で行くとなれば費用も気になってしまうものです。そのため、子どもに何か食べさせてから出かけるのは、食費抑制のひとつの方法といえます。そこで、本記事では外食前にカップ麺などでおなかを膨らませてから出かける場合について、コスパ面も含めて解説します。
外食前のカップ麺やおにぎりによる影響
子どもに外食前にカップ麺やおにぎりを食べさせて、おなかを膨らませてから出かけるといった場合、デメリットはあるのでしょうか。 ・塩分の摂取過多になる可能性がある 一般的に、おにぎりを握る際にはご飯に塩を混ぜてから握ったり、おにぎりの具材に梅干しなど味の濃いものを入れたりします。また、カップ麺は味付けが濃く、塩分も多いです。 外食に何を食べるかにもよりますが、お店で提供されているメニューも味の濃いものが少なくありません。そのため、塩分の摂取が過多になる可能性があります。特にカップ麺はスープに塩分が多いため、スープを飲まないなどの工夫が必要です。 ・糖質過多や「血糖値スパイク」のリスクがある カップ麺、おにぎりどちらを食べる場合であっても、糖質を多く摂取し過ぎてしまう可能性もないとはいえません。例えば、出かける前におにぎりを食べ、外食先でもうどんや定食などを食べた場合、糖質を多く摂取してしまいます。 また糖質は体内に吸収されやすく、血糖値を急激に上げて「血糖値スパイク」になりやすいので注意が必要です。血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上がったり、逆に下がったりすることを指します。血糖値スパイクは、動脈硬化の原因になりやすいです。
手作りおにぎりであればコスパもよい
こちらでは、コンビニで購入するカップ麺やおにぎりの価格、自宅で作るおにぎりの費用などを比較してみましょう。 ・カップ麺の価格は1個当たり120~150円ほど カップ麺は、1つ当たり120~150円前後です。子どもが2人いる世帯であれば1回で240~300円前後、外食を月に2回程度したとすると1ヶ月当たり500~600円ほどになります。 ・コンビニおにぎりは1個当たり120円前後 コンビニおにぎりは種類も多く、使用するご飯や具材にこだわったものも少なくありません。おにぎりの価格は、安いものであれば1個当たり120~130円ほどです。外食前に2人子どもが1個ずつ食べたとして1回で240~260円、外食を月に2回程度したとして500円前後です。 ・自宅で作るおにぎり(塩おにぎり)1個当たり30~40円ほど コンビニおにぎりを参考にすると、1個当たりの重さは約100gです。お米1合分は約150g、炊飯後は330g前後になります。つまり、お米1合でおにぎり3個分です。お米10kg(約66合分)が3000円とした場合、塩おにぎり1個当たりの費用は15円前後になります。 外食1回で30円ほど、月に2回の外食で60円前後とカップ麺やコンビニおにぎりと比較して8分の1程度の費用で抑えることが可能です。外食前に作る手間を省くため、まとめて作って冷凍しておくのもよいでしょう。塩おにぎりではなく、具材を入れたとしても、1個当たり50円以下で作れると考えられることから、市販品よりも節約できます。
まとめておにぎりを作って冷凍しておくとより節約できる
外食前におにぎりやカップ麺を食べる場合は、塩分や糖質の摂取が過多になる可能性があります。カップ麺であれば塩分の多く含まれるスープは飲まないなど、工夫をしたほうがよいでしょう。 コスパ面では、購入するのではなく、自宅で塩おにぎりなどをまとめて作って冷凍しておけば、節約できるだけではなく、外食前にサッと温めて食べられるので便利です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部