映画『バービー』ケン役のオスカー俳優、アカデミー賞に失望。SNSで本音を明かす
今年のアカデミー賞のノミネートが発表され、映画『バービー』は作品賞含む8部門で候補となった。しかし、この結果に俳優のライアン・ゴスリングはショックを受けた様子だ。 【写真】バービー人形に"憑依”したマーゴット・ロビーの驚きファッション集 ライアンは映画『バービー』のケン役で、助演男優賞にノミネート。自身3度目となるアカデミー賞のノミネーションだが、一方で本作の主演を演じたマーゴット・ロビーと、監督のグレタ・ガーウィグがノミネートを逃したことに失望を隠せなかった。 ライアンはインスタグラムで次のように綴っている。 「バービーなくしてケンは存在しません。グレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなくして『バービー』という映画は存在しません。2人がいたから、歴史に残るような世界中で人気を博したあの作品ができたのです。 彼女たちの才能とガッツ、独創性がなければ、この作品に関わった人間は誰もノミネートされなかったでしょう。その彼女らがそれぞれのカテゴリーでノミネートされなかったことに、私は失望したという言葉だけでは言い表せない気持ちです」
さらに、「魂が入っていない、肌も露わで、(ありがたいことに)性器もない人形2、3体だけを頼りに彼女たちは大きな作品を作り上げた。さまざまな困難に立ち向かい、私たちを笑わせ、心を砕き、カルチャーの壁を超え、歴史を作った。彼女たちの仕事は他の候補者と並んで評価されるべきだ」と続けた。 マーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグ はそれぞれ、主演女優賞と監督賞のノミネートから外れたが、オスカー像を手にする可能性はある。同作の脚本を書いたグレタと夫のノア・バームバックは脚色賞にノミネートを果たし、プロデューサーでもあるマーゴットは作品賞を受賞するチャンスがある。 ちなみに2人はぞれぞれ別の作品で過去にアカデミー賞にノミネートされた経験がある。 ライアンは最後に助演女優賞にノミネートされた共演のアメリカ・フェレーラを祝福。 「私はアメリカ・フェレーラと、このような画期的な映画で才能を発揮した素晴らしいアーティストたちがノミネートされたことをとてもうれしく思う」と締めくくっていた。
from Harper's BAZAAR US