「東京コミコン2023」セレブ・ステージに登壇したベネディクト・カンバーバッチ

　テレビドラマ『SHERLOCK（シャーロック）』シリーズや『ドクター・ストレンジ』シリーズでおなじみのイギリス生まれの俳優ベネディクト・カンバーバッチが、8日、「東京コミックコンベンション2023」のセレブ・ステージに登場。ファンからリクエストされたシャーロック・ホームズのおなじみのポーズを披露したり、指ハートを作ったりと、サービス精神旺盛な姿を見せ、ファンからの黄色い歓声響く大盛況のステージとなった。 【写真】かわいすぎるッ！　ベネディクト・カンバーバッチの指ハート 　ベネディクトは、『SHERLOCK（シャーロック）』シリーズや『ドクター・ストレンジ』シリーズ、『イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密』『スター・トレック　イントゥ・ダークネス』などに出演する英国俳優。英国アカデミー賞や、2度にわたるアカデミー主演男優賞へのノミネート、そしてブロードキャスティング・プレス・アワードをはじめとした数々の受賞歴をもつ実力派である。 　そんなベネディクトが、今回「東京コミコン」に初参加。登場の音楽に合わせて、踊りながら登場したベネディクトに、ファンからは会場いっぱいに響く歓声が。ファンから寄せられた質問に答えるという貴重な時間が設けられた。 　俳優を志しているというファンからの「下積み時代に努力したことは何？」という質問が読まれると、ベネディクトは「良い質問だ」と真剣な表情に。「他の誰かになろうとしないことです。わたし自身俳優を始めたのは生活のためだったのですが、情熱を持って好きなことをできるので非常に幸せでした。その後は機会や運に恵まれつつ、一生懸命学び努力しました」「失敗は学びでしかないので、自分であり続け、挑戦し続けてください」と真摯に回答し、会場から大きな拍手が鳴り響いた。 　また質問のみならず『SHERLOCK』でシャーロック・ホームズが行っていた、両手の指の腹をくっつける“考えるポーズ”をしてくれないかというリクエストがあり、ベネディクトは2度も同ポーズを披露。 　そのほか、リクエストがあったウインクに応じたり、指ハートを披露したり、ステージ途中でスタッフが持ってきたティーカップに入った飲み物を飲んだり、ステージ全方向に手を振ったりと、ファンにはたまらないベネディクトのさまざまな姿を堪能できる時間となった。 　しかし楽しい時間は早いもの。最後にあいさつを求められたベネディクトは、ファンに感謝を述べた。「感謝してもしきれないです。日本の方々はみんな優しくて、時として忍耐強い。わたしは日本に来ることが本当に楽しみで、作品を届けられるだけでなく、わたし自身が日本に来て直接皆さんと会うことができるというのは、自分にとって本当に意味があることです」「イギリスは遠いのでたくさん会いに来ることはできませんが、日本の文化を愛していますし、わたしのメッセージを直接皆さんに届けられることをうれしく思います。ありがとうございます」と話し、会場を後にした。詳しいことはまだ教えられないと言うが、今後イギリスで舞台の出演も予定しているそうだ。 　「東京コミコン2023」は12月8日から10日まで千葉・幕張メッセで開催。