ラグビー代表候補、グラウンド駆け懸命アピール 菅平合宿の最終日に紅白戦
上田市菅平高原で続いていたラグビー男子日本代表候補選考合宿は29日、アンダーアーマー菅平サニアパークで紅白戦をした。選手34人が戦術の擦り合わせと適応、実戦への応用に挑んだ10日間の合宿の最終日。選手は代表入りに向け、雨上がりのグラウンドを懸命に走ってアピールした。 【写真】試合形式の練習でトライを決める松永貫太選手
紅白戦は午前8時半過ぎから前半12分、後半12分。ボールがラインを割っても、間髪入れずに別のボールで続行した。終了後、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC、64)は選手を集めて、「攻撃も守備もしんどくなってきた時に、チームの連係を欠かさないためにはどうすればよいか」と問いかけ、自らプレーの改善点を考えさせた。
9年ぶりに復帰し、2027年ワールドカップ(W杯)オーストラリア大会4強入りに向けて菅平で始動したジョーンズHCは「満足することはない。もっとできることがあり、改善点があるから」と合宿を総括。参加選手から選んだ15人程度を含む日本代表33~34人を30日に発表し、6月6日から宮崎市で次の合宿に臨む。