豊洲に新たなにぎわい「豊洲 千客万来」開業! 小池都知事「豊洲市場直結の強みを生かして」
豊洲市場に直結する新観光施設「豊洲 千客万来」が2月1日オープン、同日、オープニングセレモニーが行われ、小池百合子都知事らが出席した。 開場時間の10時になると、待ちわびていた人が施設にどんどん吸い込まれていった 豊洲市場を訪れる国内外の観光客や近隣エリアの居住者や働く人をターゲットにした施設。全国各地の旬の味や本格食材をカジュアルなスタイルで味わえる飲食店が揃う食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」と東京湾を眺めながら温浴体験ができ宿泊もできる温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」からなる。飲食棟で年間200万人、温浴棟では年間60万人の動員を見込んでいる。 「豊洲場外 江戸前市場」は3フロアで構成されており、仲卸が目利きした新鮮な旬な食材や珍味を食べ歩きやカウンターで楽しめる「目利き横丁」、うなぎや寿司など東京の食の魅力を発信する「豊洲目抜き大通り」、寿司のフードコートや、海鮮や丼など集まる「よりどり町屋」などからなる。 「東京豊洲 万葉倶楽部」は24時間営業の温浴施設で、東京湾を臨む露天風呂やウォーターフロントを360度パノラマで一望できる展望足湯庭園などがある。また、スタンダードから露天風呂を完備したスイートルームもある。 同施設を展開する万葉倶楽部の高橋理代表取締役社長は「豊洲市場、豊洲場外江戸前広場、東京豊洲万葉倶楽部のセットで一日ゆっくり楽しんでほしい。豊洲市場周辺に新たな賑わいが生まれ、観光客だけではなく周辺地域の皆様からも末永く愛される施設を目指していきたい」と意気込んだ。
小池都知事は、豊洲市場が平成30年に開場してから、日本の中核市場として、食にまつわる高い価値を提供し続けてきたとしたうえで、国内外に食の魅力を広く伝える場としての役割を期待、「豊洲市場に隣接している強みを最大限生かしていただければ」と話した。 また、江東区の大久保朋果区長も登壇。「多くの観光客や地域の皆様の笑顔であふれる場に」と期待を寄せた。 セレモニーには、同施設のアンバサダーを務める歌舞伎役者の中村獅童も出席。 「お子様からお年をお召した方まで、大勢の方にお越しいただいて、食を楽しんでいただき、温泉で疲れを癒していただき、そしてそのまま歌舞伎座に来ていただけたら……こんなにうれしいことはありません。(歌舞伎座は)目と鼻の先でございますから」とアピール。東京豊洲万葉倶楽部の宿泊施設を見たそうで「私も家族で来たいと思っています」と話した。 中村はアンバサダーとして、ポスターやリーフレット、動画などに登場している。「今後とも微力ながらも応援し続けていきたい」と話していた。