ハリルホジッチ前監督会見(全文3)代表選考、いろんな情報が耳に入ってきた
4月7日に「ハリルさん、お別れすることになりました」
司会:すいません、この辺で本当にもうお時間が押してきましたので。 ハリルホジッチ:そして何が起こったのかということをこのジャッキーというコーチにも説明がなかった。私にとってもそれはびっくりしたことでもあり、また私と共にやっているコーチたちにとってもびっくりだったわけです。 で、4月の7日のことでした。会長のほうからパリへとお呼び出しがかかって、私はなんのことか分からず、ホテルのほうへと出向きました。そして、あ、こんにちは、こんにちはといって、そのあと腰掛けて、そしてハリルさん、これでお別れすることとなりましたというお話があったんです。最初は、え、ジョークだろって私は思ったんです。そして1分たって会長に、なぜかおっしゃっていただけますかって伺いました。そしたら、つまりはコミュニケーション不足。それによって私はそこでもっと怒りというものが沸き立ってきたわけです。そこで、え、どの選手と、どの人と? そしたら、いや、全般的にというお答えで、そしてその部屋からは5分たって出ました。 私はもう動転して、いったい何が起こったのか分からなくて、私と一緒にやってくれているコーチたちに電話をしたんです。1人はイングランドにいましたし、もう1人はドイツにいて、そこで試合の、うちの選手たちの視察をしていたんです。それで言ったんです。もううちに帰りなよ、終わったからなって。皆さん、このコーチたちの反応がどうだったかということはご想像ください。このように会長からそのお話をされたこと、そういう形で。そしてまたありとあらゆるこの3年間やってきたことに対しても。ですから私自身、監督をしている人間に対してのリスペクトというものがないのではないか。そして私と一緒にやってくれているこのコーチ仲間に対しての、やはり同じ思い。韓国戦のあとにやはり解任ということを考えたという話も聞きました。そしてそれだったら私だって少しは理解できます。つまりワールドカップよりも日韓戦のほうがいかに重要かということは私も分かっているからです。 だから私自身のほうから皆さまにこうした全てをお話ししたいと思ったわけでありまして、やはり監督というのはいろいろと難しい思いをするときがある。1回そういった経験はしているんです、私自身は。24回試合に負けて、そのあと解任ということがありましたから。その場合には会長が決めたことではなくて、これは大統領がそういった決定をしたというお話を聞きました。まだまだ、いっぱい、いっぱい申し上げたいことがあるので、ぜひ皆さまのほうからご質問をいただきまして、それにお答えする形で説明したいと思います。まだまだいっぱい申し上げたいこともいろいろありますけれども。 司会:よろしいですか。はい、ありがとうございました。それではちょっと時間が押していますけれども、皆さまからのご質問を受けたいと思います。質問のある方は挙手してください。じゃあそちらの方、どうぞ。マイクに。 【連載】ハリルホジッチ前監督会見(全文4)へ続く