台湾周辺に中国の軍用機153機 1日当たりで過去最多 軍事演習影響
(台北中央社)国防部(国防省)は15日、14日午前5時から15日午前6時までに中国の軍用機延べ153機が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。同部が公開している資料によれば、1日当たりの確認数としては過去最多。14日は早朝から夕方にかけ、中国軍の軍事演習が台湾周辺で行われた。 軍用機のうち延べ111機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の西、南西、東の空域に進入した。台湾海峡周辺ではこの他、軍艦延べ14隻と公船12隻が活動しているのも確認された。 同部は、国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し対処したと強調した。 同部は台湾海峡周辺で活動した中国の軍用機などの確認数を毎日発表している。通常は当日午前6時までの24時間に確認した数を発表するが、15日は前日の軍事演習に関連する動向を反映するため、14日午前5時から15日午前6時までの25時間分を計上して発表した。 (游凱翔/編集:田中宏樹)