北欧の人気デザイナーがお忍びで通う東京の専門店は?インバウンド人気の問屋街から隈研吾設計の画材の専門店まで!
イタリア人のエンリコ・フラテージとデンマーク人のスティーネ・ガムによるデザインドゥオ、ガムフラテージ。エンリコ・フラテージが先日、照明ブランドであるリーファの新製品発表のため来日しました。 【写真集】北欧の照明で温かな空間づくり。注目デザイナーが教える賢い照明術 コペンハーゲンを拠点に活動する彼らは、ミノッティやグビといった家具ブランドから、ロイヤルコペンハーゲンやバング&オルフセンなどのホームアクセサリー、エルメスといったラグジュアリーブランドまで幅広いブランドと協業し作品を発表しています。つい最近では韓国にもオフィスをつくったというガムフラテージですが、日本にもたびたび訪れています。そこで今回、エンリコが愛する東京のアドレスを教えてもらいました。
【1】21_21 DESIGN SIGHT
「建築とデザインについての展示が特に好きな展示施設です。これまで何度も足を運んできましたが、その度に展示内容やテーマに関心させられます」 東京ミッドタウンの敷地内に立つ展示施設、21_21 DESIGN SIGHT。三宅一生によって設立され、深澤直人、佐藤卓がディレクターとして企画を行っています。建築の設計は安藤忠雄によるもの。デザインの楽しさに触れられる展示が多数。
【2】代官山T-SITE
「少々古風なのですが、私は今でも本が大好きなんです。この不思議な場所では、入手時困難な本や興味深いグラフィックの本など、日本語で書かれているにもかかわらず何時間でも本を読みふけることができます」 蔦屋書店を核とした複合施設で、カフェやベーカリー、クリニックなども入っている代官山T-SITE。文学からビジネス書を始め、アートやデザイン、グラフィック関連の書籍も数多く扱っています。クライン ダイサム アーキテクツによるTの字をモチーフにした建物にも注目。
【3】かっぱ橋
「王道の観光地ではあるのですが、私はこの本格的なお店が立ち並ぶ界隈をのんびり歩いて、小さな陶器やキッチン小物を買うのが好きなんです」 東京・台東区の浅草と上野の間に位置する問屋街、かっぱ橋。古くから調理道具や食器、食品サンプルの店が軒を連ねることで知られ、プロも足しげく通うエリアです。