「給油し忘れた…どこまで走れるか不安」高速道路でのガス欠が違反になるのはナゼ?
電動バイクの”電欠”も違反になってしまうの?
電動バイクの場合も同様に、駆動バッテリー切れ(電欠)は追突事故/転倒事故などのリスクを高めることに。 電動バイクには必ずバッテリー残量計が備わっていますが、ガソリンエンジンを搭載したバイクよりも航続距離が短いため、高速道路上での電欠には細心の注意を払う必要があります。 ちなみに、電動バイクや電気自動車の高速道路上での電欠も、もちろん道路交通法違反。ただし現在は普及の過渡期であり、道路交通法には「ガス欠(燃料)」の記述はあっても「電欠」の記述がありません。 そのため実際のところ、電動バイクの電欠が違反として取り締まられるかどうかについては、現場の警察官によって判断が分かれるようです。しかし高速道路上での電欠は、ガス欠と同様に危険であることに変わりはありません。 なお、路上でのガス欠を防ぐためには、以下の3つの対策が有効です。 ●燃費/最大航続距離の把握 ●定期的な燃料計のチェック/燃料残量の把握 ●高速道路に乗る前に燃料満タン/トリップメーターのリセット 燃料計があるバイクなら、1Lの燃料で走行できる実距離を知っておけば、燃料残量からおおよその走行可能距離を知ることができます。ただしバイクの燃料計は正確性に欠けることもあるため、走行中は定期的に燃料計をチェックしつつも、表示される残量は参考程度に留めましょう。 燃料計がないバイクは、ガソリン満タンで走行できる最大航続距離を把握しておくことが大切です。高速道路に乗る前に燃料を満タンにして、トリップメーターをリセットしておけば、おおよその給油タイミングを知ることができます。 どちらの場合でも大切なのは、“高速道路に乗る前に燃料を満タンにしておく”ことと“燃料が少なくなったら早めに給油すること”です。 高速道路のサービスエリア/パーキングエリアにあるガソリンスタンドは、おおよそ50km間隔で接地されていますが、なかには100km以上ガソリンスタンドが存在しない区間も全国に数か所あります。ツーリングなどに出かける前には、走行区間がこうしたガソリンスタンド空白区間に該当しないか確認しておくとよいでしょう。 また近年は、こうしたガソリンスタンド空白区間の問題を解消するために、ETC2.0を装着している場合に限り、高速料金はそのままで一時退出が認められる場所もあります。 高速道路でのガス欠を防ぐためには、限られた給油タイミングを逃さないことに加え、こうした道路事情を知っておくことも大切です。
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ヤングマシン編集部