【Wedge ONLINE <円安ショック>おすすめ記事10選】どうなる2024年? 円安が続く日本経済への提言記事まとめ
7:【脱・人口減決定論】人手不足は少子高齢化のせいではない 真犯人はいったい誰なのか?(2024年2月28日)
人口減がデフレをもたらし、人手不足をもたらしているという人口減決定論はあらゆるところで強い力を持っているようだ。ただ、最近の日本経済新聞は、「「人口が減ればモノやサービスの需要が落ち、デフレになる」が通説なのだが、このところ人手不足による賃上げが要因の値上げが起きている」と述べている(「「人口減デフレ」の通説覆す」日本経済新聞2024年2月12日)。 しかしそれでも、人口減が雇用状況やデフレを説明するという人口減決定論は根強いものがある。うち、人口減と雇用状況を結び付ける議論に対して考えたい。ただし、人口減決定論と言っては単純化しすぎで、人口減に伴う高齢化という人口構成変化とそれによる社会構造の変化が雇用情勢の変化をもたらしているというべきかもしれない。まず、簡単なものから議論したい――。 【続きはこちら】 【脱・人口減決定論】人手不足は少子高齢化のせいではない 真犯人はいったい誰なのか?
8:1万8000円の海鮮丼が外国人観光客に人気な理由 変わる世界との〝お財布事情〟日本のサービスと賃金が変わる「きっかけ」を(2024年3月13日)
「値決めは経営である」という京セラの創業者でJALの再生を指揮した稲盛和夫氏の有名な言葉がある。バブル経済崩壊以降長らくデフレが続いた日本で、主にインバウンド顧客を対象に高額な製品・サービスが売れている。 例えば、東京・豊洲に2月に開業した大型商業施設、「豊洲 千客万来」のフードコートにある海鮮料理「江戸辻屋」では江戸辻屋の本マグロ丼6980円で主にインバウンド客に好評だという。同じ「豊洲 千客万来」3階の築地うに虎の「皇帝」という海鮮丼は1万8000円も話題になっている。 残念ながら筆者は「豊洲 千客万来」にはまだ訪問していないのだが、2024年2月のアムステルダム(オランダ)、ジュネーブ(スイス)、ロンドン(英国)、バルセロナ(スペイン)への出張とも比較しながら、日本の価格設定について考えてみたい――。 【続きはこちら】 1万8000円の海鮮丼が外国人観光客に人気な理由 変わる世界との〝お財布事情〟日本のサービスと賃金が変わる「きっかけ」を