中条あやみ「世界が広がった」 共感できる言葉の数々に救われた『星の王子さま』 翻訳本に初挑戦
日テレNEWS NNN
俳優でモデルの中条あやみさん(26)が、名作『星の王子さま』をベースとした名言集を翻訳。中条さんにインタビューし、自身が悩んだ時期に寄り添ってくれたという『星の王子さま』から受けた影響や、今回の本を贈りたい相手について伺いました。 【画像】中条あやみ、結婚発表コメント全文
■『星の王子さま』は悩む時期に寄り添ってくれた一冊
中条さんが翻訳したのは、1943年にアントワーヌ・ド・サン=テグジュぺリさんの『星の王子さま』のフランス語の原書と同時に発売された、キャサリン・ウッズさんの英訳版をベースにした『大切なことを教えてくれる 星の王子さまのことば』(12月6日発売)です。 イギリス人の父と日本人の母との間に生まれた中条さんは、子供のころの悩んでいた時期に『星の王子さま』と出会ったといいます。 ――『星の王子さま』から中条さんはどんな影響を受けましたか? 私自身、イギリス人の血が入っていて、小学校に通っている中で、まわりの子供たち、同じクラスの子だったりとかと、ちょっと感覚の違いというか文化の違いもあって、“ちょっとみんなとは違うな”というのが子供の時にあって。お話ししてても「なんかあなただけ違うね」みたいなこととかもあって、“違うって嫌だな”っていうか、自分の個性がコンプレックスだった時期があって。みんなと一緒がいいな、みんなとなじみたいなって思って、ちょっと悩んでたんですね。 私は当時図書室に行くのが好きで、そのときに出会ったのが『星の王子さま』で、読んでたら、優しい、寄り添ってくれるような言葉だったりとか、ちょっと表現がロマンチックというか、個性的というか。自分が共感できる一節とかもあったりして、“こういう価値観って共感できる言葉があるんだ”ってそのときに思って。 この学校だと、共感できることとかできないことっていうのは、自分は感じてるかもしれないけど、それ以外の世界で共感できるものだったりとか。『星の王子さま』の場合は、(作者の)サン=テグジュペリさんの言葉が、私にはすごく共感できる言葉があって。なので、そこで世界が広がったというか、あたたかい気持ちにもなれたし、“仲間がいた!”じゃないですけど、そういう感覚になりましたね。