さすが…足が不自由な父、JA支店に電話「息子の車代500万円が必要」 父の自宅へ訪れた職員、固定電話の着信履歴を確認…息子の携帯番号と違う番号発見 車のパンフも見当たらず通報 詐欺阻止に成功し称賛
特殊詐欺を未然防止したとして、埼玉県警小川署はときがわ町の埼玉中央農業協同組合ときがわ支店職員の大沢潤一郎さん(31)に感謝状を贈呈した。 だまされたふり…なんと27歳息子、父のふりした詐欺師から電話 現金を取りに来た女、24歳女子大生だった
同署によると、大沢さんは5月24日午前9時半ごろ、同町在住の80代男性から「息子の車の購入費用で500万円が必要だ」「足が悪いため、そちらに行けない」との電話を受け、男性宅を訪れた。固定電話の着信履歴に表示された携帯番号が息子の番号と相違することや、車購入の書類などがないことから特殊詐欺を疑い、同署にホットライン通報するなどして特殊詐欺被害を未然に防いだ。 及川直美署長から感謝状を手渡された大沢さんは「組合員の財産が守れて良かった。今後も組合員に寄り添った対応をしたい」と話していた。