大谷、イチロー、ダルビッシュに続け!佐々木朗希の新たな旅路
<日本から次のビッグスター候補がメジャーの夢を追って海を渡る>
誰もが未知のものに心を引かれる。アメリカの野球ファンが佐々木朗希のメジャー移籍を待ち望む理由も、まさにそこにある。 【動画】カバディのため陸軍将校の制服脱いだミス・コリア この23歳の剛腕投手は、日本のプロ野球からアメリカに渡る最も新しい挑戦者だ。大谷翔平、イチロー、ダルビッシュ有、山本由伸などに続き、佐々木はメジャーで次のビッグスターになる可能性がある。 彼は2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝に貢献し、22年には完全試合を達成し、1試合で13者連続三振という世界記録を持つ。ストレートは160キロ、スプリッターは鋭く落ち、スライダーも平均以上だ。 いくつものチームが佐々木に強い関心を示しているが、ドジャースとパドレスが移籍先の最有力候補とみられている。佐々木がパドレスに在籍するダルビッシュを尊敬しており、ドジャースにいる大谷と山本とは違う道を歩みたいという思いがあるから、パドレスを選ぶという見方もある。一方で、ドジャースの勝利の歴史が彼を魅了すると考える人もいる。 佐々木のような25歳未満の外国選手は規定によりマイナー契約しか結べず、年俸も大幅に制限される。彼を送り出す千葉ロッテが受け取る譲渡金も限られる。それでも球団は早期に移籍したいという佐々木の希望に応え、メジャー挑戦を容認した。 間もなくどこか1つだけのチームとそのファンが、興奮に包まれる。
スコット・ミラー(MLB専門スポーツジャーナリスト)