相川七瀬さん(49歳)「3人の子育てをしながら大学進学は猛反対されたけど…曲がすんなり浮かぶようになった」!?|美ST
子供たちの大変さを身をもって実感。テスト後は自然と労いの言葉が出るように
以前は勉強のことで子供達を叱ることもありましたけど、自分が勉強してみて、「やってもできないことってあるよね、私もそうだから、わかる!」という気持ちで接するようになりました。本当子供達って大変ですよね。中間だとか期末だとか小テストもあって、ずっとテストテスト! だから、テストが終わった後は、成績云々よりも、「お疲れ様。ご褒美にパフェでも食べに行こうか」と労わりの言葉がでるようになりました。大学に通うことで、学生目線と親目線の両方の立場に立てるようになり、子供達とのコミュニケーションが円滑になったと感じています。 結果的には、自分がどう生きるかが今後の家族の在り方にも影響してくるのだと思います。子供もいずれ巣立っていく。その時が迫ってきている感覚があります。歌手であり母親であることは変わりないですが、「私」という感覚をここからの人生は大切にしてもいいのかなと思っています。 わが家では家族全員でいろいろな場所に行きます。例えば映画をみんなで観に行って、「良かったね」「泣けたね」と感想を言い合う。対等に話せるようになった子供達の成長を感じ、本当に頼もしくなったなと感じ、嬉しくなる。そういう瞬間が私の原動力の一つでもあり、穏やかで豊かな時間です。
■お話をうかがったのは…歌手・相川七瀬さん(49歳) 《Profile》 1975年大阪府生まれ。’95年シングル「夢見る少女じゃいられない」で歌手デビュー。翌年発売のアルバム「Red」は280万枚の売り上げを記録し、現在までのCDトータルセールスは1200万枚にのぼる。歌手活動を続ける傍ら、‘20年に國學院大學神道文化学部を受験し合格。4月から同大学院に進学。 撮影/Nobuki Kawarazaki ヘアメーク/RYO 取材/安田真里 編集/浜野彩希