ノーテープ工業 防爆仕様ハンディライト寄贈 火災現場での使用に/岡山・津山市
接着剤専門メーカー・ノーテープ工業津山工場(岡山県津山市金井)は15日、津山圏域消防組合に火災現場での使用を前提に設計され、安全に活用できる防爆仕様のハンディライト100本(約165万円相当)を贈った。 【写真】津山圏域消防組合に贈られた防爆ライト
ハンディライトは長さ約18センチ、重さは約390グラム。光度が高く、煙を突き抜けて遠くまで照らせ、使用者の視認性を高める効果が期待できる。さらに発火の原因となる静電気の発生を防ぎ、夜間の現場や危険物施設、煙が充満した室内における要救助者の捜索などの活動を助ける。
山北の市役所で寄贈式が開かれ「田中長兵衛社長(75)と津山工場の西城弘工場長(65)が「消火設備の管理などでご指導をいただき、大変お世話になっています。お役に立てていただけたら幸いです」と目録を同組合管理者の谷口圭三市長に手渡した。
谷口市長は「現場の隊員たちが安全に救助活動を行える上、消防力の向上にもつながる。寄贈していただいたみなさんの思いに応えられるようにしっかりと活用させていただく」と礼を述べた。
同社が津山圏域消防組合に寄贈するのは1989(平成元)年以降、3回目。
津山朝日新聞社