「セフンだけのサッカーになっていた」町田が目ざす“ゼルビアらしさ”。ドリブラー平河悠はC大阪戦で反省も...
「数字がつかないと出ている資格はない」
FC町田ゼルビアは5月15日、J1第14節でセレッソ大阪と町田GIONスタジアムで対戦。2-1で勝利し、4試合負けなしと好調をキープした。 【動画】M・デュークの決勝弾! 試合はお互いにチャンスをモノにできず、スコアレスの時間が続いたが、町田が70分にオ・セフンのゴールで先制。84分にPKを献上し、失点したものの、90+3分にミッチェル・デュークがヘディングでネットを揺らし、しっかりと勝ち切った。 この試合で、サイドからの果敢な仕掛けで存在感を示していた平河悠は、苦しみながらも勝点3を手にしたこの一戦をこう振り返る。 「相手のウイークじゃないけど、もう1回、自分たちのストロング見たときに、やっぱり(オ・)セフンだけのサッカーになっていた分、今回はサイドを突いて自分たちのサッカーを取り戻そうと話していた。そのなかで、そこは随所で出ていたかなっていうふうに思います」 チームのパフォーマンスには手応えを示した一方で、自身の出来には「得点とアシストがついてないので、素直に喜べないのが現状」と肩を落とした。 「前線の選手で、やっぱり数字がつくのとつかないじゃ、評価も変わってくる世界。首位だったり、今は2位ですけど、そういうチームのウインガーに数字がつかないと出ている資格はないと思う。自分の長所を今出せてる分、その中でも数字はチーム内でも負けたくないですし、貪欲に狙いたいなというふうに思います」 次節は19日にホームで東京ヴェルディと対戦。23歳のドリブラーは「数字がついてない現状を重く受け止めて、貪欲に狙っていきたい」と改めて強調した。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)