今週も気温の高い状態続く30℃に迫る日も 次の週末以降は秋の長雨に
2週目28日~11月2日 全国的にぐずついた天気
10月終盤から11月のスタートにかけては、湿った空気や日本の南に停滞する気圧の谷の影響を受ける日が多くなるでしょう。全国の広い範囲で曇りや雨の日が多く、スッキリ晴れる日が少ない見込みです。例年のこの時期なら運動をするにもお出かけするにも良い季節で、洗濯物も良く乾くころですが、今年は空模様に悩みながら過ごす日々となりそうです。 また、複数ある予想の中には、台風などの熱帯擾乱が日本に近づくものもあります。まだ先のことなので今後予報が変わるかもしれませんが、注意が必要です。 気温は札幌では日中は15℃くらい、朝は7℃前後でしょう。平年並みくらいの寒さとなりますので冬の準備を進めてください。仙台や金沢、東京は18℃から22℃くらいの日が多いでしょう。昼間は比較的過ごしやすい気温となりそうです。名古屋や大阪、福岡は24℃前後とこちらは、まだまだ日中は汗ばむ陽気が続く見込みです。ただ、朝晩はヒンヤリしますので、お出かけの際は羽織るものを持っていくなどの対策はあると良さそうです。
最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。 ①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。 ②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。 ③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。
日本気象協会 本社 牧 良幸