【更年期】 男性の61.6%が症状「ある」と、実は感じている! 女性の34.9%がつらさを「相談している人はいない」という現実
45 歳~59 歳の男性、更年期症状があるのは 6 割超
45 歳~59 歳の男性 584 名 に自分自身に更年期症状を感じるか聞いてみたところ、「とてもある」14.7%、「まあまあある」46.9%であわせると 61.6%と 6割を超えました。 女性の「とてもある」8.0%、「まあまあある」31.8%の合計 39.8%と比較すると、男性の方が自身の更年期症状を自覚している割合が多いことがわかりました。 男性は歳を重ねるほど割合が増え、55 歳~59 歳が最も自覚症状を感じている割合が多いことがわかりました。 また、男性で自身の更年期症状を自覚していると答えた 360 名に、配偶者・パートナーの理解があるか聞きました。 「とても理解がある」 16.1%、「まあまあある」49.4%であわせると 65.5%と、7割近い男性が配偶者・パートナーは理解してくれていると感じているようです。
女性の更年期の自覚症状は「肩こり」「やる気が出ない」「気持ちの落ち込み」
更年期の自覚症状があると答えた女性806名に、具体的な症状を複数回答可で選んでもらいました。 1位が「肩こり」で49.9%、次いで「やる気が出ない」46.9%、その次が「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」で44.9%でした。ただし、その他にも4割を超える割合で選択されている項目が多く、更年期の症状は複雑に混ざり合って発生するものであるようです。 年齢別に見てみると、「やる気が出ない」・「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」・「イライラ」など、気持ちに関する症状は年齢が若いほど感じている割合が高く、年齢を重ねるごとに減っていくことがわかります。 反対に「のぼせ・ほてり・ホットフラッシュ」の症状は、40歳~44歳では30.6%ですが年齢を重ねるほど割合が増えていき、55歳~59歳で51.3%と半数を超える女性が症状を感じています。 年代を問わず、割合が変わらずに発生している症状としては、「不眠」・「日中の眠気」・「倦怠感」などが挙げられます。 男性に、配偶者・パートナーの更年期症状にあてはまると感じる項目の1位は「イライラ」55.6%。続いて「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」34.8%、「倦怠感」32.2%です。症状の理解は、自分のことでないためわかりづらいのが当然ですが、「イライラ」に関しては、女性が感じるよりも高い割合で男性は感じていて、それ以外の項目に関しては、本人の自覚ほどは気づいてはいない傾向があることがわかりました。