神技や蝶のマスクなどが話題に! パラアスリートが世界を沸かせた瞬間5選【パリ2024パラリンピック】
シータル・デヴィ選手の神技
世界最大の舞台で競い合うアスリートたちが、計り知れないスキルを持っているのは誰もが知るところ。現在SNSでは、パラリンピックのアーチェリー競技で求められる精密さと、専門技術の高さに驚嘆の声が集まっている。 なかでも、的のど真ん中に完璧に矢を当てた、インド代表の17歳のシータル・デヴィ選手の才能に圧倒される人が続出。最終的に彼女は敗退してしまったが、女性パラアーチェリーの史上最年少競技者となった。
たった一日で12個のメダルを獲得したイギリス
9月1日、英国チームはたった一日で12個のメダルを獲得し、歴史を塗り替える偉業を達成。 その先陣を切ったのは、車いす陸上のハナ・コックロフト選手(写真)。彼女は女子100メートル(脳性まひT34・車いす)で見事優勝し、金メダルをもたらした。
走り幅跳び選手とガイドのチームワーク
ほかにもSNSで話題になっている別のモーメントといえば、視覚障害を持つ走り幅跳びの選手たちが、ガイドの声を頼りに完璧な走りとジャンプを見せる姿。 XやYouTubeに投稿された動画を見てもわかるとおり、選手たちは全速力で走り、ガイドのかけ声が終わった瞬間にジャンプをしており、信頼とチームワークの重要性がうかがえる。
アルジョラ・デダイ選手の“蝶の仮面”
走り幅跳びといえば、こちらも必見。女子走り幅跳び(視覚障害T11)の決勝に、アルバニア出身・イタリア代表のアルジョラ・デダイ選手が出場すると、視聴者や観客の目はそのアイコニックな蝶のアイマスクに釘付けに。 結果は4位で表彰台にこそ立てなかったものの、ユニフォームやヘア、ネイルのカラーにマッチさせたビジュー付きの立体的なマスクは圧倒的な存在感を放ち、彼女の名も瞬く間に知れ渡ることとなった。
難民選手団初のメダリストとなったザキア・フダダディ選手
テコンドーのザキア・フダダディ選手は、タリバンがアフガニスタンで女性のスポーツを禁じたため、母国からフランスに逃れてきた。 それ以来、フダダディ選手はパリパラリンピックの難民選手団に加わり、今大会で見事銅メダル(女子47キロ級)を獲得。難民選手団初のメダリストとなった。