芸歴60年の女優、前田美波里「舞台の上で死にたい」 「菊田一夫賞」授賞式で
女優、前田美波里(75)が6日、東京都内で行われた「第四十九回菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席した。 【写真】ミュージカル「Endless SHOCK―Eternal―」のカーテンコールに臨む堂本光一、佐藤勝利、前田美波里ら 永年のミュージカルの舞台における功績に対し、特別賞を受賞した前田は、15歳のときに菊田一夫さんに見いだされたことに触れ、「すごくうれしい賞をいただきました」と感激。菊田さんから「10年やって1年生だと思わなくちゃ、舞台はやっていけないよ」と言われたことを明かし、「60年たちましてやっと6年生なんです。もう少し生きたいと思います。それも舞台の上で。もう少し頑張ってあとせめて20年、いいじゃないですか。ヨボヨボになっても。そんな役を演出家の方、どうぞ書いて声を掛けてください。舞台の上で死にたい気持ちでいます」と生涯現役を誓った。 大賞はミュージカル「ラグタイム」の上演関係者一同に贈られ、石丸幹二(58)らが登壇。 また、演劇賞にはミュージカル「スクールオブロック」のデューイ・フィン役などの演技が評価された柿澤勇人(36)、「ラビット・ホール」のベッカ役などの演技が評価された宮澤エマ(35)、舞台「千と千尋の神隠し」のハク役などの演技が評価された三浦宏規(25)、「チャーリーとチョコレート工場」などの演出の成果に対して演出家のウォーリー木下氏(52)が受賞した。