【大学生活とお金】「学生マンション」はいくらかかる? 平日は朝夕2食つき、女子大生に聞く
■学生生活 お金のリアル(愛媛県松山市)
都会らしい利便性の良さもありながら、城下町や温泉街の風情ある街並みも残る愛媛県松山市。その中心部にキャンパスがある愛媛大学に通う社会共創学部地域資源マネジメント学科1年のKさんは、将来的に高知県の地元に帰ることを見据え、地域資源について学んでいます。松山市で一人暮らしを送る女子大生に、暮らしぶりについて聞きました。 【表】食費、光熱費、交通費…1カ月の主な費用は?
Kさんが生まれ育ったのは、高知県土佐清水市。四国最南端に位置する、漁業が盛んな港町です。 ――愛媛大学に進学しましたが、いずれは地元に戻ることを考えているそうですね。それはなぜでしょうか。 私の地元は少子高齢化が進み、母校の小学校は今年閉校になるほどです。私は、近所のおじいちゃんやおばあちゃんなどいろいろな人に見守られて育ちました。地域全体に温かみがあって、地元が大好きです。地域活性化について学びたくて、社会共創学部のある愛媛大学を選びました。この学部は4つの学科があって、私が所属する地域資源マネジメント学科はさらに3つのコースに分かれます。私は農山漁村マネジメントコースを選びましたが、自分の興味のある分野に絞って、より専門的に学べることに魅力を感じています。こうした学びを得て、地元に戻りたいと思っています。 ――初めての一人暮らしはいかがですか。 一人暮らしの食事を心配して、母が大学から徒歩10分の場所にある、平日朝夕2食付きの学生マンションを探してくれました。これが大正解。他大学の学生も入居していて、マンション内で同世代の友達もできました。共用スペースでは勉強を教え合ったり、本棚にある漫画を読んだりして過ごすこともあります。夏の特に暑い日は電気代の節約も兼ねて自分の部屋ではなく、共用スペースに来て涼んでいました。家賃は月4万6500円で、学生マンションの食事代が2万6400円。水道光熱費が6700円、スマートフォンの通信代は7000~8000円くらい。これらは両親に払ってもらっています。 ――週末は自炊しているのですか。 自分で作るときは、ホットケーキが多いです。大学が忙しいときは、お総菜が安くなる時間帯にスーパーへ行って買っています。学生マンションは自室にキッチンとバスがあり、ホテルのシングルルームみたいです。料理があまりできないことをボランティア先のフリースクールのスタッフに話したら、「じゃあ、お昼ごはん作るのを手伝って」と言われ、最近、作り始めたところです。