箱根駅伝 福島県出身の主務荒ひかるさんチーム支える 城西大、運営管理車で伴走
総合6位に入った城西大で主務を担った福島県相馬市出身の荒ひかるさん(4年、相馬高出身)は選手の最大の理解者としてチームを支えてきた。2、3の両日は運営管理車に乗り、選手と伴走して晴れ舞台を見守った。「声かけに応える姿を見てぐっときた。何倍も格好よく映った」と感慨に浸った。 陸上選手だった母陽子さんの影響で小学1年から陸上を始め、高校時代は競歩の選手だった。箱根駅伝が大好きで、選手を支えようとマネジャーとなった。 練習中のタイム計測などのサポートや対外折衝などを務めた。マネジャーを束ねる主務となってからは指導者と選手の橋渡し役となり、円滑なチーム運営に心を砕いた。出場20校のうち、女性の主務は荒さんの他は1人だった。 卒業後は女子駅伝の強豪・日本郵政グループでマネジャーを務める。「大学で得た経験を生かしつつ、常に日本一を目指すチームで頑張っていきたい」と新たな夢を描いた。