中日・和田「2000本は一生懸命の積み重ね」
――2000本を振り返る中で記憶に残る打席は? 「打席で、どうだと(記憶に強く残っている)いうものはない。3割を打っていると言っても7割は失敗している。プロでやってきて、悔しい思いのほうが強い。いい思いをしたなあという感覚はない」 ――2000本を達成した要因とは? 「たくさんのことが頭に浮かんだ。家族もそう、両親、いろんな方々に支えられてきた。実際、ドラゴンズにFAできたことが、長く野球を続けられている要因になっている。FAで手をあげたもらったドラゴンズには感謝している」 ――ご家族の存在は? 「子供たちも喜んでくれている。こういう数字に対しての意味はわかっていないかもしれないが、なんとなくお祭りのような感覚はあるんだろう。すごく応援してくれている。怪我をして2軍暮らしで、ずっと家にいると、『なんでパパは試合に出ていないの?』と言われた。ようやく、このような舞台に帰ってきて、野球をやっている姿を見せられたことが一番よかった」 ――ペナントレースは、まだ80試合以上、あります。 「2000本を打って、ほっとした、嬉しかったという気持ちはある。だが、この喜びよりも、優勝する喜びは、もっと大きかった、2000本を打って嬉しいことは嬉しいが、優勝した喜びもっと大きくて、優勝したい気持ちが、さらに強くなっている。1、2位も手の届くとこにある。ここから上に食らいついて優勝したいと思っている。負けると悔しいが、勝つと嬉しい。その回数をどんどん増やして、なんとか勝ちたい」 ――記念球は? 「袋に入れてもらった。明日、(楽天戦で)仙台へ行くので、大学時代の恩師である伊藤(義博)監督のお墓参りをして持っていきたい」